空色ノート
中小路昌和のBLOGです。
-公式記事- 
05/23
2015年06月14日にSPIRAL-JAP企画の「ALL OR NOTHING」が13周年を迎える。
今回はアニバーサリー企画として、中小路昌和にこれまでのナッシングの総括、そして現在から今後の展望を余すところなく語ってもらう。本記事は今までと趣向を変え、独白形式にてお届けしたい。

-グランドデザインなんて具体的には何もない-
ナッシングって元々ジャップが始めたものじゃなくてね。その前にやってたJACK-DAWってバンドの時に始めたの。ひさしんとこのSICKSと共催で。で、SICKSが速攻で解散して。ま、大きな原因はアレでアレなんだけど(笑)そっからJACK-DAWもVol.3くらいには解散して。ジャップがそこから引き継ぐんです。
なんでイベント始めたかっていうと、好きにやりたかったから。自分の思い通りにやりたいっていうか。あと脈々と受け継がれるバンドシーンの縦社会っていうのが我慢ならんくて。打ち上げで殴られるとか。マジでむかついた。先輩だしね。ビンタ食らった後「あざっす!」とか言ってたけど。心中、こいつ絶対に潰してやるって。二十歳でバンド始めてから五年くらいヘイト溜め続けてた。特に女関係のだらしなさっていうのかな。打ち上げでファン引っ掛けてやっちゃうみたいな。ああいうのも嫌悪してた。他所でやれよって。ま、極めてロック的ではあるんだろうけど。ありったけの快楽を集めたアナーキーな空間っていうのは。
やっぱ当時は新しい考えっていうか。保守に対する反抗心てあった。革新的というか。古き良きは残すべきだけど、古き悪しきものは壊したい!みたいな。今にして思えば善も悪も自分の価値観次第だし、旧体制を打倒したとしても、潰した後にどうするの?っ言われたら、グランドデザインなんて具体的には何もなかった。ただ、京都を変える!とか地元を盛り上げる!っていう分かりやすさが良かったのかな?どんどん若手が集まりだして。REINCARNATIONとかその筆頭だよね。最初の五年くらいは右肩上がり。気分良かったよ、すごく。

ナッシングがある程度の規模になってからが難しかったな。地元を盛りあげるって言っても盛り上がってんのは自分たちだけっていうのに気づきだしてたし。やれることはやり尽くしてた感があった。端的に言うと、これじゃメジャーには行けないぞっていう。あとやっぱ短命じゃない?アマチュアバンドなんて。三年持てばいいほうだし。仲間はどんどん減っていった。全員が全員音楽で食えるわけじゃない。将来のこととか考えたら辞めるよね、普通。これはしゃーないなって。でも悔しいなって。そんなこんなで年月を重ねるにつれイベント自体は苦しくなっていくわけなのですよ。
-ナッシングは組織として機能してた-
俺らどのバンドも事務所とかに所属してなかった。それだけ誰にも相手にされない連中の集まりだったとも言えるけど(笑)それでもそれなりに歴史は紡げた。それは少しだけ誇れること。二、三百は集められるぜ!的な。自分たちだけでもある程度はやれるっていう自己満足感とでもいいましょうか。今のナッシングもそうだよね。この場所での主役は俺たちだっていう気概。その規模が目に見えてしょぼくなってるから悲しいだけで(笑)これはまずいぞ、なんとかしなきゃっていう。やっと尻に火がついてきた状態というか。
ナッシングは自分たちだけのものじゃないっていうのは強く思ってた。現にトリを他のバンドにやってもらうことも多々あったから。当時はジャップの実力不足っていう背景もあったけど。それでもそうやって自分がお山の大将ではないぞっていうアピールは事あるごとにしてた。浸透してたと思う。それは。その辺が他のイベントと違うところかなって。結束も強かったと思うよ。組織として機能してた。自分が嫌いだった縦社会を自ら作っていくっていう矛盾には悩んだけどね。でも誰かがやらなきゃいけないし。青臭い情熱だけじゃイベントは前に進まないもん。それぞれの頑張りを同じ方向に向かわせていくっていうのは大変だったな。
ただこのやりかたは反発も受けた。中小路一派的に見えたんだろうね。群れるってバンドマン的にはださく見えると思うし。実際はみんな好き勝手にやってんだけどね。同じ方向を向いてるってだけでさ。特に同期のバンドマンからの反発は強かった。だんだん仲良くなるんだけどね。当時はなんだあいつ?みたいな感じで見られてたろうな。俺は俺で、ロック的な今日的な考え方への反発もあったし。

ちょいと軽い話でもしましょうか?打ち上げとかの話。ナッシングの打ち上げはアットホームだったと思う。殴る蹴るは勿論、一気の強要とかもない。そもそも一気飲みがない。みんなそれぞれ好きに話してる。バンドマンとファンとの色恋沙汰とかもあんまなかった気がする。そもそもそういう情報は俺には届かない。こーじさんに知られたらやばい!みたく思ってたのかな(笑)良いと思うけどね、好き同士なら。ファンを穴扱いする奴が疑問なだけで。俺だってファンと仲良くなりたかったもん。けど俺の周りはいつもむさくるしい男共ばっか。バンドってこうっすよね!とかそんな話ばっかしてた。打ち上げの後半とかバンドマンもファン席に行って飲むんだけど、そういうのマジで羨ましかった。俺も行きてーなーって(笑)
今は俺の後輩たちもそれぞれ偉くなっててさ。当時の苦労話なんかするんだけどね。俺は厳しかったとか、打ち上げで吐くほど飲まされたとか言われたりする。アウトローな話とか。覚えてないんだよね、悪いけど(笑)だからさ、最初に言ったけどあんま先輩とかの俺への所業も悪意をもったらいかんなと思う。きっと悪気はなかったんだし。俺はあそこまでひどくないって思うけどさ。程度問題なんだろうね。やだやだ(笑)

-俺は、ああはならんぞって思ってたバンドマンになりつつある-
今現在のナッシングを動かしてるの俺じゃなくて伊藤。伊藤君を信用して全てをお任せしておるのですが、なかなか難しいよね。回りは海千山千の連中ばっかだし。否定はしないけど積極的な肯定もない。苦悩してますよ、彼。俺がそもそも伊藤にナッシングを預けたのは世代交代って意味もあったけど、大きな理由はひとつだけ。俺がやってもある程度にしかならんなって思ったから。組織はリーダーの器以上にはならんって言うでしょ?ジャップの中じゃ末っ子的な立場の伊藤だけど、地元じゃそれなりのプレイヤーだし、バンドマンだと思ってる。バトンを渡すとしたら今んとこ伊藤が最適任者。彼が俺より器がでかいかどうかは分からん。けど俺がやってもナッシングは今以上にはならない。確かに賭けではある。今以下になる可能性も十分に秘めてるから。けど全てか無かなわけじゃない?ナッシングって。だったら伊藤の可能性に賭けたいし、伊藤を取り巻く若い奴らのエネルギーに期待したい。俺は隠居気分で見てる。彼ではどうにもならんことだけ俺が出ればいい。
三年でしょうね、とりあえず。三年で結果を出してほしい。任せてから二年くらい経つから、あと一年か。厳しいけどやってもらいたい。正直、KZの脱退ライブ以降は内容はともかく動員的には右肩下がりだし。事情はたくさんあるけど、それを何とかするのがリーダーだしね。だからこそ俺らジャップのメンバーがもっと協力せないかんと思う。孤立無援では戦いようがないですから。俺がしょぼいなりにも結果を出せたのは周りのアシストがあったから。今の伊藤にはそれがない。メンバーそれぞれの生活があるのは理解してるし、それを配慮した活動になってると思う。でもそれを当たり前だと思っちゃいけないよね。俺らにはナッシングとかファンに対してある種の責任があるわけだから。今のジャップは昔の自分がなりたくなかったバンドって感じがして悲しい。ああはならんぞって思ってたバンドマンになりつつあるというか。
俺も人のこと言えないですけどね。近年、音楽に向き合う時間が減ってるのは確かだし。この年になるとなんとなく悟っちゃった部分ってあるじゃない?社会に対して。社会ってこんなもんだぜ、みたいな。ぶつくさ言ってる暇があったら働こう!みたいなさ。でもさ、おかしいことをおかしいって言いたかったはずじゃない。我慢できない怒りや矛盾を音楽にぶつけたはずじゃないっすか。そういう人間が世間の枠組みにはまった瞬間に、会社とか社会ってこんなもんだよねっていうのは違う気がするな。例えばさ、仕事とかでもさ。つまんない奴ってたくさんいるじゃない。人の上に立つ資格ゼロな上司とかさ。そんな奴に限ってどっかでぱくってきた小言を連呼するでしょ。適性がないのに上司なもんだから、社会のルールわぁなんて言って押さえ込もうとしてくるわけ。けどさ、そんなもん社会のルールでもなんでもなくて、ただその場所でだけ通用してる慣習だったりすることばっかじゃん。挙句に簡単にプライドだって傷つけてくる。そういうのってさ、我慢しなきゃ駄目?違うでしょうが!って言えばいいんだと思う。それをやるのが俺らであって、その日々の欠片が曲だったり、詞だったりするわけよ。ナッシングはね、そんな戦った奴らが日々をどう戦っているかを見せる場所であってほしいと思ってるんです。

ちなみにジャップは最近調子はいいんですよ。一応言っときますけど(笑)物販も動きますし。メジャー志向バリバリの時にこれくらい売れてくれてたらなーって思う。毎回それなりに売れますから。やっぱライブが良いんでしょうね。満足のいく活動は出来てないけど、メンバー各々がその鬱憤はライブで晴らせてるんでしょうね。セトリも当時の匂いのするセトリになることが多い。やっぱ得意だし好きなんですよ。
詩音の在庫がそろそろ底をつきかけてまして。やべーなー次の作んなきゃなーとか思ってる。それと同じくらい今までの曲のおさらいもしたいけどね。当時はやれたけど今は思い出すのに時間がかかる曲とかあるし。特に二人時代の曲は出来ない曲が多すぎますし。別に二人時代を否定してるわけでもないでもないのにね。これまで発表した中でアルバム未収録だったり、シングルのカップリングにしかなってなかった音が10曲以上あるから、それをまとめてリリースしても良いかなって思ったりはしてます。売り切れの音源も多いし、今じゃ手に入らないCDもあるし。今新しいお客さんがどんどん入ってきてるから、そういう人たちのためにもね。リリースする意味はあるかな、と。ま、新作録っても全然良いんですけどね。ストックはたくさんあるから。
もし新作を作るなら今までとは全く毛色の違った作品にしたいって思ってて。従来のジャップらしさは詩音で表現できたしね。それなりに技術もついてきてるから、昔だったら絶対出来ないようなことも出来るだろうし。ポップであるとかロックであるとかに縛られるつもりはない、新作に関しては。個人的には読み物としても楽しめる作品にしたい。年齢を重ねてきたからこそ書ける世界の詞があるから。かなり説教くさくなるかもね(笑)禅問答みたいな感じのイメージかな。好きです、むかつきます、しんどいです、じゃない世界を書いてみたい。

俺、今新しいバンド組んでまして。始動に向けて日々頑張ってるつもりなんですけど。レコーディングもしてて。6曲くらいかな?録れてます。メンバーが若いんで刺激になる。そんなことでつまづくの?と思うこともあれば、おお!そんな考えや切り口があるのか!って感心させられたり。ま、下手ですけど。ひどく下手ですけどね。二度言いましたね、俺。ま、大事なことですから(笑)伊藤なんかもこのバンドだと下手ですよ。俺もジャップとは別人くらい下手ですし。バンドっておもしろいなって思います。バンドとして下手な理由は分かってて。技術じゃないんですよ、きっと。たぶん取り組む姿勢の問題。かなりアマチュアな感じです。順応してしまってる自分が怖いな。ま、しゃーないなって済ましてる自分もいるし。失格ですよね、バンドマンとして。精進せんと。
音楽性はね、俺が書いた曲って感じですよ。新しいエッセンスは盛り込んでますけど、やはり俺の匂いはプンプンします。初期衝動に正直なバンドにしたいです、新バンドは。これまでこうだったからとかじゃなくて。自分はこういうバンドが好きなんだっていうバンドにしたい。若い人たちの意見も取り入れつつ、少し強引なくらいに引っ張っていくつもり。ジャップみたいになくなって困るようなバンドではまだないから。思い切ってやれるっていうのはある。で、やる限りは結果を出したいからね。あ、いたんだ?じゃ恥ずかしすぎる。いつかこのバンドでナッシングに出たいなぁって思ったりもしてるもんね。
-出演バンドは全部応援してる。けど絶対に負けたくない-
今後のナッシング?それは伊藤に聞いてもらいたいとこだけど(笑)個人的なことを言えば、なぁなぁは嫌だなって思ってます。出てくれるバンドはみんな応援してるけど、絶対に負けたくないし。今度の13周年はリンカネが新作出すからね。楽しみだけど怖くもある。売れてほしいけどそこまで売れてほしくない(笑)あっちゃん自信満タンだったもんな。やだなーもう。得体の知れない不安に襲われますよ、ほんと。
もっともっと仲間を増やして行きたいです。共に切磋琢磨できる仲間を。ナッシングは長いからさ。ずっと出てる人、ずっと見に来てくれてる人に様々な思いがあると思う。けど過去の中では生きれないですから。今を紡ぐことが未来に繋がると信じてるから頑張れるわけで。解散したバンドが再結成してまた出てくれたり、子育てや仕事が一段落したファンがまた来てくれるようになったり。そこにナッシングがあることが安心だったりもすると思う。それは俺も嬉しい。けど、いつまでもあると思うなナッシングっていう意識もあるから。存在自体がださいなって思ったら迷った挙句に辞めるだろうし。そうならないために日々活動していきたい。この場所をなくしたくない人はたくさんいると思うので。そういう人たちの気持ちを同じ方向に向けることが出来たら、ナッシングはまだまだ大丈夫だと思うんですけどね。
今回はアニバーサリー企画として、中小路昌和にこれまでのナッシングの総括、そして現在から今後の展望を余すところなく語ってもらう。本記事は今までと趣向を変え、独白形式にてお届けしたい。

-グランドデザインなんて具体的には何もない-
ナッシングって元々ジャップが始めたものじゃなくてね。その前にやってたJACK-DAWってバンドの時に始めたの。ひさしんとこのSICKSと共催で。で、SICKSが速攻で解散して。ま、大きな原因はアレでアレなんだけど(笑)そっからJACK-DAWもVol.3くらいには解散して。ジャップがそこから引き継ぐんです。
なんでイベント始めたかっていうと、好きにやりたかったから。自分の思い通りにやりたいっていうか。あと脈々と受け継がれるバンドシーンの縦社会っていうのが我慢ならんくて。打ち上げで殴られるとか。マジでむかついた。先輩だしね。ビンタ食らった後「あざっす!」とか言ってたけど。心中、こいつ絶対に潰してやるって。二十歳でバンド始めてから五年くらいヘイト溜め続けてた。特に女関係のだらしなさっていうのかな。打ち上げでファン引っ掛けてやっちゃうみたいな。ああいうのも嫌悪してた。他所でやれよって。ま、極めてロック的ではあるんだろうけど。ありったけの快楽を集めたアナーキーな空間っていうのは。
やっぱ当時は新しい考えっていうか。保守に対する反抗心てあった。革新的というか。古き良きは残すべきだけど、古き悪しきものは壊したい!みたいな。今にして思えば善も悪も自分の価値観次第だし、旧体制を打倒したとしても、潰した後にどうするの?っ言われたら、グランドデザインなんて具体的には何もなかった。ただ、京都を変える!とか地元を盛り上げる!っていう分かりやすさが良かったのかな?どんどん若手が集まりだして。REINCARNATIONとかその筆頭だよね。最初の五年くらいは右肩上がり。気分良かったよ、すごく。

ナッシングがある程度の規模になってからが難しかったな。地元を盛りあげるって言っても盛り上がってんのは自分たちだけっていうのに気づきだしてたし。やれることはやり尽くしてた感があった。端的に言うと、これじゃメジャーには行けないぞっていう。あとやっぱ短命じゃない?アマチュアバンドなんて。三年持てばいいほうだし。仲間はどんどん減っていった。全員が全員音楽で食えるわけじゃない。将来のこととか考えたら辞めるよね、普通。これはしゃーないなって。でも悔しいなって。そんなこんなで年月を重ねるにつれイベント自体は苦しくなっていくわけなのですよ。
-ナッシングは組織として機能してた-
俺らどのバンドも事務所とかに所属してなかった。それだけ誰にも相手にされない連中の集まりだったとも言えるけど(笑)それでもそれなりに歴史は紡げた。それは少しだけ誇れること。二、三百は集められるぜ!的な。自分たちだけでもある程度はやれるっていう自己満足感とでもいいましょうか。今のナッシングもそうだよね。この場所での主役は俺たちだっていう気概。その規模が目に見えてしょぼくなってるから悲しいだけで(笑)これはまずいぞ、なんとかしなきゃっていう。やっと尻に火がついてきた状態というか。
ナッシングは自分たちだけのものじゃないっていうのは強く思ってた。現にトリを他のバンドにやってもらうことも多々あったから。当時はジャップの実力不足っていう背景もあったけど。それでもそうやって自分がお山の大将ではないぞっていうアピールは事あるごとにしてた。浸透してたと思う。それは。その辺が他のイベントと違うところかなって。結束も強かったと思うよ。組織として機能してた。自分が嫌いだった縦社会を自ら作っていくっていう矛盾には悩んだけどね。でも誰かがやらなきゃいけないし。青臭い情熱だけじゃイベントは前に進まないもん。それぞれの頑張りを同じ方向に向かわせていくっていうのは大変だったな。
ただこのやりかたは反発も受けた。中小路一派的に見えたんだろうね。群れるってバンドマン的にはださく見えると思うし。実際はみんな好き勝手にやってんだけどね。同じ方向を向いてるってだけでさ。特に同期のバンドマンからの反発は強かった。だんだん仲良くなるんだけどね。当時はなんだあいつ?みたいな感じで見られてたろうな。俺は俺で、ロック的な今日的な考え方への反発もあったし。

ちょいと軽い話でもしましょうか?打ち上げとかの話。ナッシングの打ち上げはアットホームだったと思う。殴る蹴るは勿論、一気の強要とかもない。そもそも一気飲みがない。みんなそれぞれ好きに話してる。バンドマンとファンとの色恋沙汰とかもあんまなかった気がする。そもそもそういう情報は俺には届かない。こーじさんに知られたらやばい!みたく思ってたのかな(笑)良いと思うけどね、好き同士なら。ファンを穴扱いする奴が疑問なだけで。俺だってファンと仲良くなりたかったもん。けど俺の周りはいつもむさくるしい男共ばっか。バンドってこうっすよね!とかそんな話ばっかしてた。打ち上げの後半とかバンドマンもファン席に行って飲むんだけど、そういうのマジで羨ましかった。俺も行きてーなーって(笑)
今は俺の後輩たちもそれぞれ偉くなっててさ。当時の苦労話なんかするんだけどね。俺は厳しかったとか、打ち上げで吐くほど飲まされたとか言われたりする。アウトローな話とか。覚えてないんだよね、悪いけど(笑)だからさ、最初に言ったけどあんま先輩とかの俺への所業も悪意をもったらいかんなと思う。きっと悪気はなかったんだし。俺はあそこまでひどくないって思うけどさ。程度問題なんだろうね。やだやだ(笑)

-俺は、ああはならんぞって思ってたバンドマンになりつつある-
今現在のナッシングを動かしてるの俺じゃなくて伊藤。伊藤君を信用して全てをお任せしておるのですが、なかなか難しいよね。回りは海千山千の連中ばっかだし。否定はしないけど積極的な肯定もない。苦悩してますよ、彼。俺がそもそも伊藤にナッシングを預けたのは世代交代って意味もあったけど、大きな理由はひとつだけ。俺がやってもある程度にしかならんなって思ったから。組織はリーダーの器以上にはならんって言うでしょ?ジャップの中じゃ末っ子的な立場の伊藤だけど、地元じゃそれなりのプレイヤーだし、バンドマンだと思ってる。バトンを渡すとしたら今んとこ伊藤が最適任者。彼が俺より器がでかいかどうかは分からん。けど俺がやってもナッシングは今以上にはならない。確かに賭けではある。今以下になる可能性も十分に秘めてるから。けど全てか無かなわけじゃない?ナッシングって。だったら伊藤の可能性に賭けたいし、伊藤を取り巻く若い奴らのエネルギーに期待したい。俺は隠居気分で見てる。彼ではどうにもならんことだけ俺が出ればいい。
三年でしょうね、とりあえず。三年で結果を出してほしい。任せてから二年くらい経つから、あと一年か。厳しいけどやってもらいたい。正直、KZの脱退ライブ以降は内容はともかく動員的には右肩下がりだし。事情はたくさんあるけど、それを何とかするのがリーダーだしね。だからこそ俺らジャップのメンバーがもっと協力せないかんと思う。孤立無援では戦いようがないですから。俺がしょぼいなりにも結果を出せたのは周りのアシストがあったから。今の伊藤にはそれがない。メンバーそれぞれの生活があるのは理解してるし、それを配慮した活動になってると思う。でもそれを当たり前だと思っちゃいけないよね。俺らにはナッシングとかファンに対してある種の責任があるわけだから。今のジャップは昔の自分がなりたくなかったバンドって感じがして悲しい。ああはならんぞって思ってたバンドマンになりつつあるというか。
俺も人のこと言えないですけどね。近年、音楽に向き合う時間が減ってるのは確かだし。この年になるとなんとなく悟っちゃった部分ってあるじゃない?社会に対して。社会ってこんなもんだぜ、みたいな。ぶつくさ言ってる暇があったら働こう!みたいなさ。でもさ、おかしいことをおかしいって言いたかったはずじゃない。我慢できない怒りや矛盾を音楽にぶつけたはずじゃないっすか。そういう人間が世間の枠組みにはまった瞬間に、会社とか社会ってこんなもんだよねっていうのは違う気がするな。例えばさ、仕事とかでもさ。つまんない奴ってたくさんいるじゃない。人の上に立つ資格ゼロな上司とかさ。そんな奴に限ってどっかでぱくってきた小言を連呼するでしょ。適性がないのに上司なもんだから、社会のルールわぁなんて言って押さえ込もうとしてくるわけ。けどさ、そんなもん社会のルールでもなんでもなくて、ただその場所でだけ通用してる慣習だったりすることばっかじゃん。挙句に簡単にプライドだって傷つけてくる。そういうのってさ、我慢しなきゃ駄目?違うでしょうが!って言えばいいんだと思う。それをやるのが俺らであって、その日々の欠片が曲だったり、詞だったりするわけよ。ナッシングはね、そんな戦った奴らが日々をどう戦っているかを見せる場所であってほしいと思ってるんです。

ちなみにジャップは最近調子はいいんですよ。一応言っときますけど(笑)物販も動きますし。メジャー志向バリバリの時にこれくらい売れてくれてたらなーって思う。毎回それなりに売れますから。やっぱライブが良いんでしょうね。満足のいく活動は出来てないけど、メンバー各々がその鬱憤はライブで晴らせてるんでしょうね。セトリも当時の匂いのするセトリになることが多い。やっぱ得意だし好きなんですよ。
詩音の在庫がそろそろ底をつきかけてまして。やべーなー次の作んなきゃなーとか思ってる。それと同じくらい今までの曲のおさらいもしたいけどね。当時はやれたけど今は思い出すのに時間がかかる曲とかあるし。特に二人時代の曲は出来ない曲が多すぎますし。別に二人時代を否定してるわけでもないでもないのにね。これまで発表した中でアルバム未収録だったり、シングルのカップリングにしかなってなかった音が10曲以上あるから、それをまとめてリリースしても良いかなって思ったりはしてます。売り切れの音源も多いし、今じゃ手に入らないCDもあるし。今新しいお客さんがどんどん入ってきてるから、そういう人たちのためにもね。リリースする意味はあるかな、と。ま、新作録っても全然良いんですけどね。ストックはたくさんあるから。
もし新作を作るなら今までとは全く毛色の違った作品にしたいって思ってて。従来のジャップらしさは詩音で表現できたしね。それなりに技術もついてきてるから、昔だったら絶対出来ないようなことも出来るだろうし。ポップであるとかロックであるとかに縛られるつもりはない、新作に関しては。個人的には読み物としても楽しめる作品にしたい。年齢を重ねてきたからこそ書ける世界の詞があるから。かなり説教くさくなるかもね(笑)禅問答みたいな感じのイメージかな。好きです、むかつきます、しんどいです、じゃない世界を書いてみたい。

俺、今新しいバンド組んでまして。始動に向けて日々頑張ってるつもりなんですけど。レコーディングもしてて。6曲くらいかな?録れてます。メンバーが若いんで刺激になる。そんなことでつまづくの?と思うこともあれば、おお!そんな考えや切り口があるのか!って感心させられたり。ま、下手ですけど。ひどく下手ですけどね。二度言いましたね、俺。ま、大事なことですから(笑)伊藤なんかもこのバンドだと下手ですよ。俺もジャップとは別人くらい下手ですし。バンドっておもしろいなって思います。バンドとして下手な理由は分かってて。技術じゃないんですよ、きっと。たぶん取り組む姿勢の問題。かなりアマチュアな感じです。順応してしまってる自分が怖いな。ま、しゃーないなって済ましてる自分もいるし。失格ですよね、バンドマンとして。精進せんと。
音楽性はね、俺が書いた曲って感じですよ。新しいエッセンスは盛り込んでますけど、やはり俺の匂いはプンプンします。初期衝動に正直なバンドにしたいです、新バンドは。これまでこうだったからとかじゃなくて。自分はこういうバンドが好きなんだっていうバンドにしたい。若い人たちの意見も取り入れつつ、少し強引なくらいに引っ張っていくつもり。ジャップみたいになくなって困るようなバンドではまだないから。思い切ってやれるっていうのはある。で、やる限りは結果を出したいからね。あ、いたんだ?じゃ恥ずかしすぎる。いつかこのバンドでナッシングに出たいなぁって思ったりもしてるもんね。
-出演バンドは全部応援してる。けど絶対に負けたくない-
今後のナッシング?それは伊藤に聞いてもらいたいとこだけど(笑)個人的なことを言えば、なぁなぁは嫌だなって思ってます。出てくれるバンドはみんな応援してるけど、絶対に負けたくないし。今度の13周年はリンカネが新作出すからね。楽しみだけど怖くもある。売れてほしいけどそこまで売れてほしくない(笑)あっちゃん自信満タンだったもんな。やだなーもう。得体の知れない不安に襲われますよ、ほんと。
もっともっと仲間を増やして行きたいです。共に切磋琢磨できる仲間を。ナッシングは長いからさ。ずっと出てる人、ずっと見に来てくれてる人に様々な思いがあると思う。けど過去の中では生きれないですから。今を紡ぐことが未来に繋がると信じてるから頑張れるわけで。解散したバンドが再結成してまた出てくれたり、子育てや仕事が一段落したファンがまた来てくれるようになったり。そこにナッシングがあることが安心だったりもすると思う。それは俺も嬉しい。けど、いつまでもあると思うなナッシングっていう意識もあるから。存在自体がださいなって思ったら迷った挙句に辞めるだろうし。そうならないために日々活動していきたい。この場所をなくしたくない人はたくさんいると思うので。そういう人たちの気持ちを同じ方向に向けることが出来たら、ナッシングはまだまだ大丈夫だと思うんですけどね。
‐公式記事‐ 
12/11
空色ノート れいんDropす ライナーノーツ 中小路昌和
【愛してるかも!?リッスン】
ツアー先の名古屋?だったかな?作った曲。サビがあまりにキャッチーだったんで、メンバーに「どっかで聞いたことある?ねえってば、ねえ!」と何度も確認した(笑)
レコ前に急ピッチでアレンジした。シンプルすぎるわ!みたいな。もはや芸がないレベルだったし(笑)
結果、割りと満足してます。浮きメロとかね。あと最後にAメロ付けたことで、詞が完結してしまった。はっきりせーよーって世界にしたかったので。これは思惑とは違うイメージにはなった。
愛してるかも?が僕らしいですが、歌くらい愛してる!って言えや~と思わなくもない(笑)
【Thank you my girl】
「脳内インフレ」という曲がありまして。それが煮詰まりまくってた時に、同じコード進行とリズムで別メロをのせるという必殺技を炸裂させて仕上げた。まさにデストロイ。メロついた時に休憩中の女子二人組に「すげーのでけた!ねえってば、ねえ!」と連呼しました。え?アレンジしてたんちゃうの?って二人の顔が忘れられない(笑)
詞は悲しい感じしますけども。実はかなり力強いイメージで書きました。こーじ得意の自己完結系ラブソング。愛した側も、愛された側も心が暖まるような曲になっていたらいいな、と。世の中報われる恋愛ばっかじゃないっすから。
【でも、まだ、でも】
これは最初からスルメ系を目論んで書いた。結成当初からあったんで、もしかしたら僕の空色ノートのイメージに近い曲なのかもしれない。サビをユニゾンでみんなで歌える曲を!というコンセプトで膨らませました。
ユニゾン部分はブースで四人で歌いました。歌いれ中も仕上がり後も、伊藤の声が全く聞こえないのがイマドキですね。流行りの口パク(笑)まぁ、あんまり聞こえても困るし。それは、ほら、色々あるやんか。
詞は恋の始まり…みたいな感じですかね。このくらいの時期が一番楽しいかもしんないね、恋愛って。
【純情系エスケープ】
バンドマンな視点から書いてます。これは空色ノートやるぞ~て時に書いたんで、当時の心境が色濃く反映されてます。自分なりの強い決意とか。覚悟とかね。それを押しつけるんじゃなく軽いタッチで形にしたかった。じゃーシャッフルだな、という流れ。
歌はこれが一番上手くいった。得意なキーだし。全体的にほとんど時間かけなかったんですが、この曲は妥協なしでした。「でも、まだ、でも」は10分で終わったんで。妥協も何もって世界(笑)
詞の「完全燃焼ばいぶぅ~」はハチがそう聞こえてたみたいで。最初はバイブルだったけど、そっちのが良いなって思ったんで使わせてもらいました。ちなみに「コトナカレ」の「淫乱サイン~」もハチのを使った。もしかしたら詞の才能とかあんのかもね。
【総評】
このライナーノーツは解散前日のラストリハーサルの前に書いてるんですが。未だに実感がないのは何故でしょう(笑)明日にはデストロイなのに(まだ使う)
前作よりシンプルな仕上がりになってます。特にメンバー間で突き詰めることもしなかった。そのまんまを音に残した感じです。空色ノートはポップであることを目指しましたが、今になると音楽性は何でも良かった気がします。この四人で音を出すことが何よりも大切なことでした。
「れいんDropす」の詞は‐さよなら‐をテーマに取り組んでみました。様々な角度から僕なりの‐さよなら‐を歌ったつもりです。雨上がりの空から落ちてきた四粒の「れいんDropす」。あなたの手のひらに何を教えてくれましたか?いつか聞かせてほしいと思ってます。
【愛してるかも!?リッスン】
ツアー先の名古屋?だったかな?作った曲。サビがあまりにキャッチーだったんで、メンバーに「どっかで聞いたことある?ねえってば、ねえ!」と何度も確認した(笑)
レコ前に急ピッチでアレンジした。シンプルすぎるわ!みたいな。もはや芸がないレベルだったし(笑)
結果、割りと満足してます。浮きメロとかね。あと最後にAメロ付けたことで、詞が完結してしまった。はっきりせーよーって世界にしたかったので。これは思惑とは違うイメージにはなった。
愛してるかも?が僕らしいですが、歌くらい愛してる!って言えや~と思わなくもない(笑)
【Thank you my girl】
「脳内インフレ」という曲がありまして。それが煮詰まりまくってた時に、同じコード進行とリズムで別メロをのせるという必殺技を炸裂させて仕上げた。まさにデストロイ。メロついた時に休憩中の女子二人組に「すげーのでけた!ねえってば、ねえ!」と連呼しました。え?アレンジしてたんちゃうの?って二人の顔が忘れられない(笑)
詞は悲しい感じしますけども。実はかなり力強いイメージで書きました。こーじ得意の自己完結系ラブソング。愛した側も、愛された側も心が暖まるような曲になっていたらいいな、と。世の中報われる恋愛ばっかじゃないっすから。
【でも、まだ、でも】
これは最初からスルメ系を目論んで書いた。結成当初からあったんで、もしかしたら僕の空色ノートのイメージに近い曲なのかもしれない。サビをユニゾンでみんなで歌える曲を!というコンセプトで膨らませました。
ユニゾン部分はブースで四人で歌いました。歌いれ中も仕上がり後も、伊藤の声が全く聞こえないのがイマドキですね。流行りの口パク(笑)まぁ、あんまり聞こえても困るし。それは、ほら、色々あるやんか。
詞は恋の始まり…みたいな感じですかね。このくらいの時期が一番楽しいかもしんないね、恋愛って。
【純情系エスケープ】
バンドマンな視点から書いてます。これは空色ノートやるぞ~て時に書いたんで、当時の心境が色濃く反映されてます。自分なりの強い決意とか。覚悟とかね。それを押しつけるんじゃなく軽いタッチで形にしたかった。じゃーシャッフルだな、という流れ。
歌はこれが一番上手くいった。得意なキーだし。全体的にほとんど時間かけなかったんですが、この曲は妥協なしでした。「でも、まだ、でも」は10分で終わったんで。妥協も何もって世界(笑)
詞の「完全燃焼ばいぶぅ~」はハチがそう聞こえてたみたいで。最初はバイブルだったけど、そっちのが良いなって思ったんで使わせてもらいました。ちなみに「コトナカレ」の「淫乱サイン~」もハチのを使った。もしかしたら詞の才能とかあんのかもね。
【総評】
このライナーノーツは解散前日のラストリハーサルの前に書いてるんですが。未だに実感がないのは何故でしょう(笑)明日にはデストロイなのに(まだ使う)
前作よりシンプルな仕上がりになってます。特にメンバー間で突き詰めることもしなかった。そのまんまを音に残した感じです。空色ノートはポップであることを目指しましたが、今になると音楽性は何でも良かった気がします。この四人で音を出すことが何よりも大切なことでした。
「れいんDropす」の詞は‐さよなら‐をテーマに取り組んでみました。様々な角度から僕なりの‐さよなら‐を歌ったつもりです。雨上がりの空から落ちてきた四粒の「れいんDropす」。あなたの手のひらに何を教えてくれましたか?いつか聞かせてほしいと思ってます。
‐公式記事‐ 
12/09
空色ノート れいんDropす ハチ・ライナーノーツ
【愛してるかもリッスン】
個人的に、何かとひねくれた曲になったなと思っていますw
バックも歌詞も。ストレートな雰囲気だけどストレートでは無い、みたいな。あんまり空色ノートに無い曲かなと。
サビの食いのリズムは、こーじさんから溜めてと言われて頑張りました。突っ込む癖があるので…レコくらいから頑張って溜めております。
勝手に曲にイメージカラーとかシチュエーションをつけるタイプなんですが、この曲ははっきりと思い浮かば無くて、もやっと、なんというか色が混ざった感じです。
【Thank you my girl】
初めて演ったときから絶賛されている曲。特に難しいこともせず、いい曲なので曲聞いてくださいみたいなイメージです。
歌詞もストレートなので、情景も浮かびやすいんじゃないでしょうか。
スタジオで、感情移入して演奏してと言われて皆それぞれおそらく愛しい人を想いながら演奏していた中、私はお気に入りのカップリングの妄想で演奏していました…すごく感情移入できました…
優しくて少し寂しい曲ですね。
【でも、まだ、でも】
全く作り込まずに作った曲。最初にやったときからほぼ変わってません。
見せ場は2番のBメロのドラムフィル…をやたら推されましたので。これも最初に適当にジャムる感じで!ってやったときにやって、いいね!と言われたのでそのままやっています。
実はそのフィルを忘れたことがあったのですが、こーじさんといもこに「それが格好良いのに!」と怒られましたw
シンプルなんですが難易度高いんですよ、失敗したらすぐバレますし、苦手なハネのリズムですし。
私のこの曲のイメージは夕方なんですが、そうでも無いらしいですw
【純情系エスケープ】
割と最初にできた曲なんですが、レコの際にちょっとだけ改良しました。
録ってみたら、思ってたよりいい曲でした!
これも苦手なハネのリズムで、しかも私の見せ場ばっかりあって非常にびびります…ソロ前とソロ後のことです。そんなにフィルの引き出し無いよ…と泣きながら引き出しを物色しました。
そのせいか、ソロ後のCメロ的なとこはお気に入りです。サビへの持って行き方も格好良いですよね!
あとBメロの落としは最初からすごく気に入ってます。いとーさんがレコの際に難易度をあげようとしたのですが、あえて強行突破しました…いとーさんごめんなさい。
楽しいだけの曲かと思えばそうでもないっていう、例のあれですね、2度美味しいみたいな。
レコでラララのコーラスをいもこと2人で歌ったんですが、ラを連続して発音することに笑いが止まらなくなり困りました。舌もバグるかと思いました。ライヴだと大丈夫なんですけどなんだったんでしょうか。
バイブー♪
【総評】
前回の「AFTER RAIN」より、まとまったCDになったんじゃないかと思います。そして大人しい。
今回のレコの思い出は、【でも、まだ、でも】を全員でマイクを真ん中に置いて歌ったことです。あと【愛してるかも?リッスン】でこーじさんがラスサビで上のキーに挑戦されたのですが、データさえ残ってたらボーナストラックに入れたいくらいでした。
個人的に入れたい曲がもう1曲あったのが心残りです。ちなみにその曲はSPIRAL-JAPさんの方で今後も演奏されるそうなので、これからも聞けますよ。
今回少しでも多くの方々に聞いて欲しくて無料配布にしましたが、正直「太っ腹な…」と思っていました。このクオリティで4曲入って無料配布…でも無料配布ということで、手に取って頂いた方が気軽にお友達に勧めて、そしてファイナルに少しでも多くの方に来て頂けるかもしれない!と思って賛同しました。
CDの感想等、聞かせてくださいね!
【愛してるかもリッスン】
個人的に、何かとひねくれた曲になったなと思っていますw
バックも歌詞も。ストレートな雰囲気だけどストレートでは無い、みたいな。あんまり空色ノートに無い曲かなと。
サビの食いのリズムは、こーじさんから溜めてと言われて頑張りました。突っ込む癖があるので…レコくらいから頑張って溜めております。
勝手に曲にイメージカラーとかシチュエーションをつけるタイプなんですが、この曲ははっきりと思い浮かば無くて、もやっと、なんというか色が混ざった感じです。
【Thank you my girl】
初めて演ったときから絶賛されている曲。特に難しいこともせず、いい曲なので曲聞いてくださいみたいなイメージです。
歌詞もストレートなので、情景も浮かびやすいんじゃないでしょうか。
スタジオで、感情移入して演奏してと言われて皆それぞれおそらく愛しい人を想いながら演奏していた中、私はお気に入りのカップリングの妄想で演奏していました…すごく感情移入できました…
優しくて少し寂しい曲ですね。
【でも、まだ、でも】
全く作り込まずに作った曲。最初にやったときからほぼ変わってません。
見せ場は2番のBメロのドラムフィル…をやたら推されましたので。これも最初に適当にジャムる感じで!ってやったときにやって、いいね!と言われたのでそのままやっています。
実はそのフィルを忘れたことがあったのですが、こーじさんといもこに「それが格好良いのに!」と怒られましたw
シンプルなんですが難易度高いんですよ、失敗したらすぐバレますし、苦手なハネのリズムですし。
私のこの曲のイメージは夕方なんですが、そうでも無いらしいですw
【純情系エスケープ】
割と最初にできた曲なんですが、レコの際にちょっとだけ改良しました。
録ってみたら、思ってたよりいい曲でした!
これも苦手なハネのリズムで、しかも私の見せ場ばっかりあって非常にびびります…ソロ前とソロ後のことです。そんなにフィルの引き出し無いよ…と泣きながら引き出しを物色しました。
そのせいか、ソロ後のCメロ的なとこはお気に入りです。サビへの持って行き方も格好良いですよね!
あとBメロの落としは最初からすごく気に入ってます。いとーさんがレコの際に難易度をあげようとしたのですが、あえて強行突破しました…いとーさんごめんなさい。
楽しいだけの曲かと思えばそうでもないっていう、例のあれですね、2度美味しいみたいな。
レコでラララのコーラスをいもこと2人で歌ったんですが、ラを連続して発音することに笑いが止まらなくなり困りました。舌もバグるかと思いました。ライヴだと大丈夫なんですけどなんだったんでしょうか。
バイブー♪
【総評】
前回の「AFTER RAIN」より、まとまったCDになったんじゃないかと思います。そして大人しい。
今回のレコの思い出は、【でも、まだ、でも】を全員でマイクを真ん中に置いて歌ったことです。あと【愛してるかも?リッスン】でこーじさんがラスサビで上のキーに挑戦されたのですが、データさえ残ってたらボーナストラックに入れたいくらいでした。
個人的に入れたい曲がもう1曲あったのが心残りです。ちなみにその曲はSPIRAL-JAPさんの方で今後も演奏されるそうなので、これからも聞けますよ。
今回少しでも多くの方々に聞いて欲しくて無料配布にしましたが、正直「太っ腹な…」と思っていました。このクオリティで4曲入って無料配布…でも無料配布ということで、手に取って頂いた方が気軽にお友達に勧めて、そしてファイナルに少しでも多くの方に来て頂けるかもしれない!と思って賛同しました。
CDの感想等、聞かせてくださいね!
‐公式記事‐ 
11/29
空色ノート れいんDropす 伊藤紘幸ライナーノーツ
『愛してるかもリッスン』
イントロのフレーズから始まった曲ですね。確か名古屋のライブで聴かせた気がします。何気にサビで転調するという当時マイブームだった流れです。展開も今までのキャリアに無いものにしたくて色んな音楽聴いてたな…。エッジ感を意識しつつ、大きなグルーヴで演奏する。全体的に思惑通りまとめられたと思います。
『サンキューマイガール』
制作秘話がありまして(笑)ある曲をこの拍子で弾いたらこうじさんがメロを付け始めまして。それで出来た曲です(笑)ま、動機は良いやん。良い曲でしょ?
これはなんとメロ毎に転調してます。難しい曲に良くぞメロを付けてくれました。君がいた春と夏 秋と冬って歌詞。良いよね。
『でも まだ でも』
割と挑戦曲です。片チャンはアコギのみです。あの某エンジニアにアコギはビックリするくらいヘタと言われた僕ですからね(笑)上手く音の隙間を楽しむというか…いかに音を埋めないか。すごく意識しました。弾き方、鳴らし方がスゴく重要と改めて感じました。自由度の高い曲なので、より周りとの調和とストックの多さが大事。難しい曲でした。
『純情系エスケープ』
当初よりある曲です。前作のプレゼンでも候補には上がってましたね。でも、このタイミングで良かったんちゃうかな?良い意味で化けた曲です。ハネもののハネ方を非常に考えました。結果、かなりハネました。この手の曲は苦手なのでホント大変でした。らしいグルーヴが出来たのかなと思います。イントロハチ子さんリクエスト。あまり、メロディソロって弾かないから覚えるの大変(笑)空色のテーマソングみたいなイメージが出来ました。
《総評》
全体として時間の制約がある中で良い結果が出せたと思います。バンドのライブイメージが非常に分かる作品だと思います。ギターサウンドは機をてらったものは無く王道サウンド。新機材で、トーンを追及するような形は無かったです。
ある中で表現力に意識を向けて演奏。そこに気を配りました。なるべくグリットしないように自分のグルーヴを残す。あるべき姿ですが、見失いがちですよね。自分がここでやる意味を見出せた作品です。そんなん言うててグリットだらけわったりして(笑)楽しくレコーディングができました。
素晴らしい作品です。是非聴いて下さいね。
『愛してるかもリッスン』
イントロのフレーズから始まった曲ですね。確か名古屋のライブで聴かせた気がします。何気にサビで転調するという当時マイブームだった流れです。展開も今までのキャリアに無いものにしたくて色んな音楽聴いてたな…。エッジ感を意識しつつ、大きなグルーヴで演奏する。全体的に思惑通りまとめられたと思います。
『サンキューマイガール』
制作秘話がありまして(笑)ある曲をこの拍子で弾いたらこうじさんがメロを付け始めまして。それで出来た曲です(笑)ま、動機は良いやん。良い曲でしょ?
これはなんとメロ毎に転調してます。難しい曲に良くぞメロを付けてくれました。君がいた春と夏 秋と冬って歌詞。良いよね。
『でも まだ でも』
割と挑戦曲です。片チャンはアコギのみです。あの某エンジニアにアコギはビックリするくらいヘタと言われた僕ですからね(笑)上手く音の隙間を楽しむというか…いかに音を埋めないか。すごく意識しました。弾き方、鳴らし方がスゴく重要と改めて感じました。自由度の高い曲なので、より周りとの調和とストックの多さが大事。難しい曲でした。
『純情系エスケープ』
当初よりある曲です。前作のプレゼンでも候補には上がってましたね。でも、このタイミングで良かったんちゃうかな?良い意味で化けた曲です。ハネもののハネ方を非常に考えました。結果、かなりハネました。この手の曲は苦手なのでホント大変でした。らしいグルーヴが出来たのかなと思います。イントロハチ子さんリクエスト。あまり、メロディソロって弾かないから覚えるの大変(笑)空色のテーマソングみたいなイメージが出来ました。
《総評》
全体として時間の制約がある中で良い結果が出せたと思います。バンドのライブイメージが非常に分かる作品だと思います。ギターサウンドは機をてらったものは無く王道サウンド。新機材で、トーンを追及するような形は無かったです。
ある中で表現力に意識を向けて演奏。そこに気を配りました。なるべくグリットしないように自分のグルーヴを残す。あるべき姿ですが、見失いがちですよね。自分がここでやる意味を見出せた作品です。そんなん言うててグリットだらけわったりして(笑)楽しくレコーディングができました。
素晴らしい作品です。是非聴いて下さいね。
‐公式記事‐ 
11/27
空色ノート れいんDropす 河原美奈子ライナーノーツ
『愛してるかも?リッスン』
ポップな曲に仕上がりましたね。前作の僕、彼、彼女と千に一夜はの間の子のような。
演奏していてとても楽しいです。
最後の浮きメロはあとから出来た部分ですが、いい感じだと思います。
レコーディングの時はまだ、出来たての浮きメロが耳に馴染んでいなくて、盛り上げるところなのか聴かせるところなのかピンときてなかったのかな~。サラっと弾いてしまっていますね。
最近は、サビに戻るところあたり、もう少しグッと弾いてもいいかなと思っています。
『サンキューマイガール』
この曲は伊藤さんのギターが鳴いてますねっ!ギターソロかっこいいです。
ギターソロ後に小さくなっている恐竜の鳴き声みたいなギターも好きです。
歌詞が女性向けなのかな?女性ファンにとても人気のある曲です。
空色ノートのこのテの曲の中では一番シンプルでリピートしやすい曲かと思います。
【でもまだでも】
ハネ系の曲はわりとお得意なジャンルかな~。
リズム隊はスムーズに録れたと思います。
コーラス録りが印象に残っていますね。
レコーディングブースの中って基本的にピリッとした空気で、1人の闘いって感じなんですが、4人でブースにはいって一緒に歌う録り方だったので、『みんなでつくってるなぁ』と感じた瞬間でした。
暖かみのあるサビになったと思います。
『純情系エスケープ』
わたしが空色ノートに加入するかどうかの初スタジオで一緒に演奏した曲なので、わたしの中で、空色ノート=純情系エスケープというイメージはずっとありました。
この曲を音源に残せて良かったです。
日の目を浴びずにお蔵入りした曲もありますからね。
『―少し名残惜しいけどやるだけやったんだって胸をはって―』
この歌詞を聴いて泣いたことがあります。
あんまり音楽聴いて泣かないんですけどね~。
これはバンドマンとしての自分を重ねて感情移入したんでしょうね。完全燃焼、とかね。
わたしの涙はたぶん歌詞の本質とは違うやろうけど(笑)
《総評》
もうすぐ空色ノートは無くなって、音源だけになっちゃうけど、これからも大切に聴いてもらえたらいいな。
思い出だけ残して行く。空色ノートのこと、忘れないでね(^^)
『愛してるかも?リッスン』
ポップな曲に仕上がりましたね。前作の僕、彼、彼女と千に一夜はの間の子のような。
演奏していてとても楽しいです。
最後の浮きメロはあとから出来た部分ですが、いい感じだと思います。
レコーディングの時はまだ、出来たての浮きメロが耳に馴染んでいなくて、盛り上げるところなのか聴かせるところなのかピンときてなかったのかな~。サラっと弾いてしまっていますね。
最近は、サビに戻るところあたり、もう少しグッと弾いてもいいかなと思っています。
『サンキューマイガール』
この曲は伊藤さんのギターが鳴いてますねっ!ギターソロかっこいいです。
ギターソロ後に小さくなっている恐竜の鳴き声みたいなギターも好きです。
歌詞が女性向けなのかな?女性ファンにとても人気のある曲です。
空色ノートのこのテの曲の中では一番シンプルでリピートしやすい曲かと思います。
【でもまだでも】
ハネ系の曲はわりとお得意なジャンルかな~。
リズム隊はスムーズに録れたと思います。
コーラス録りが印象に残っていますね。
レコーディングブースの中って基本的にピリッとした空気で、1人の闘いって感じなんですが、4人でブースにはいって一緒に歌う録り方だったので、『みんなでつくってるなぁ』と感じた瞬間でした。
暖かみのあるサビになったと思います。
『純情系エスケープ』
わたしが空色ノートに加入するかどうかの初スタジオで一緒に演奏した曲なので、わたしの中で、空色ノート=純情系エスケープというイメージはずっとありました。
この曲を音源に残せて良かったです。
日の目を浴びずにお蔵入りした曲もありますからね。
『―少し名残惜しいけどやるだけやったんだって胸をはって―』
この歌詞を聴いて泣いたことがあります。
あんまり音楽聴いて泣かないんですけどね~。
これはバンドマンとしての自分を重ねて感情移入したんでしょうね。完全燃焼、とかね。
わたしの涙はたぶん歌詞の本質とは違うやろうけど(笑)
《総評》
もうすぐ空色ノートは無くなって、音源だけになっちゃうけど、これからも大切に聴いてもらえたらいいな。
思い出だけ残して行く。空色ノートのこと、忘れないでね(^^)